J-フォン

読み:ジェイフォン
外語:J-PHONE 英語
品詞:会社名

かつての日本テレコム携帯電話会社で、後にVodafoneに買収された。ディジタル1.5GHz帯のみを扱っていた。

目次

J-フォンまで

最初は「デジタルホン」と「デジタルツーカー」という別々の会社だった。後にツーカーの筆頭株主だった日産自動車がツーカーの株式を日本テレコムへ売却したのを受け、グループ全9社がJ-フォンに社名変更され、全社統一ブランドとして「J-PHONE」が使われるようになった。

更に2000(平成12)年10月1日に持株会社と全国3社の地域会社に合併(北海道+東北+東京→J-フォン東日本、北陸+関西+中国+四国+九州→J-フォン西日本、東海→J-フォン東海)された。

旧エリア旧々会社名旧々々会社名
首都圏JPT J-フォン東京TDP 東京デジタルホン
北海道JPD J-フォン北海道DTD デジタルツーカー北海道
東北JPH J-フォン東北DTT デジタルツーカー東北
西関西JPK J-フォン関西KDP 関西デジタルホン
北陸JPR J-フォン北陸DTH デジタルツーカー北陸
中国JPN J-フォン中国DTC デジタルツーカー中国
四国JPS J-フォン四国DTS デジタルツーカー四国
九州JPQ J-フォン九州DTQ デジタルツーカー九州
東海JPC J-フォン東海CDP 東海デジタルホン

その後

その後Vodafoneに買収され資本下に置かれた2001(平成13)年11月1日には地域会社3社が解散されてJ-フォンに統合され、全国一社体制となった。

そして2003(平成15)年10月1日、J-フォンのブランド名を廃止し、会社名ともども「Vodafone」ブランドに統一されることとなる。

さらに後、Vodafoneはソフトバンクモバイルに買収された。

端末

かつて旧デジタルツーカーグループ時代に販売された端末は資本の関係で半分はツーカーホン系(現在のau系)の端末だった。

このため、昔の端末の中にはJ-フォン契約でありながら、関東・東海・関西デジタルホンではJ-フォンではなくツーカーホン/ツーカーセルラーのエリアで使う事になるものもあった。

情報端末化

当初はもちろん「電話」機能自体がサービスの主だったが、対するNTTドコモiモードの普及を見たところで情報端末化への道を歩むことになる。

そしてキャッチコピー「ミーメディア」を打ち出し、「J-スカイウェブ」によるWeb機能や、「J-スカイウォーカー」として始まったメール機能に力を注ぐことになるが、コロコロ変わる「J-スカイウェブ」の仕様に、利用者および情報サイト運用者は憤慨した。

藤原紀香

ちなみに藤原紀香のCM効果によりJ-フォン東京は一気に黒字になり、対するNTTドコモの値下げのきっかけを作ったという逸話もある。

さしもの広末涼子らも、藤原紀香には勝てなかったようだ。

その後J-フォン3社体勢になった際にJ-フォン西日本も藤原紀香をイメージキャラクターに起用している。

末期

J-フォンが全国統一されVodafone傘下になってからは以前と様相が変わってきた。

通信環境は以前と変わらないのに、2002(平成14)年2月からは機種変更価格を値上げした。加えてプランはどれも割高でパケット代もNTTドコモと同額で高い等、かつての魅力は薄れてしまった。またCMで活躍した藤原紀香や優香も降ろされてしまった。

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