UQ WiMAX

読み:ユーキューワイマックス
外語:UQ WiMAX 英語
品詞:商品名

日本国内で大々的に提供されている中では唯一の、WiMAXでのラストワンマイル商用サービス。

目次

UQコミュニケーションズ株式会社が、UQ WiMAXのブランドで展開している。

基地局は全国にあり、地上の屋外なら、殆どの場所で利用できるようになっている。屋内では、入り組んだ場所では圏外になることもあり、今後の改善が望まれる。

沿革

  • 2009(平成21)年2月26日: モニター5,000人でサービス開始
  • 2009(平成21)年7月: 有料サービス開始
  • 2011(平成23)年6月15日: 100万契約突破
  • 2013(平成25)年10月31日: WiMAX 2+開始
  • 2015(平成27)年2月12日: WiMAX方式、最大40Mbpsから13.3Mbpsへ順次減速開始

速度

通信速度は、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsだった。

WiMAX 2+開始後、WiMAX 2+用に帯域を流用するために、2015(平成27)年2月12日から順次下り最大13.3Mbps、上り最大10.2Mbpsへと減速された。

将来的にはWiMAX 2+やその後継に置き換え、従来のUQ WiMAXは廃止されるものと思われる。

端末

次の3種類が用意されている。

UQ Wi-Fi

UQ WiMAX加入者が無料で利用できる公衆無線LANサービス。無料だが、事前に申し込み、ログインIDとパスワードを取得しておく必要がある。

空港、駅などの公共スペースのほか、東海道新幹線の車内(トンネル内含む)、成田エクスプレス(トンネル区間を除く)などで、サービスが提供されている。

仕様は原則としてIEEE 802.11bだが、一部IEEE 802.11gに対応し高速通信が可能なところもある。

WORLD WiMAX

WiMAX搭載パソコン限定のローミングサービス。

現在は、アメリカと南鮮の一部地域でローミング可能だが、契約自体は現地の通信会社と行なうことになる。

地下鉄

地下鉄、地下道は、あらゆる無線通信の弱点である。

2009(平成21)年10月1日よりオプションサービス「UQ Wi-Fi」で、一部の都営地下鉄の駅構内で利用が可能となった。

また、2011(平成23)年5月19日、都営地下鉄と東京メトロは、駅ホームだけでなくトンネル内でも利用可能になると発表した。UQコミュニケーションズが提案し実現したもので、工事費は同社が負担した。通常のプランのまま利用で利用可能である。

認証方法

UQコミュニケーションズから直接端末を購入する方法があるが、家電量販店などでもいわゆる白ROMの装置が市販されている。

海外のWiMAX事業者の中にはSIMカードを用いる事業者もあるが、UQ WiMAXではSIMカードなどを用いず、ネットを使って契約情報を端末に書き込む方法を用いている。

端末を購入すると、その箱の中に繋ぎ方の説明書が添付されており、「WiMAXサービス加入契約があれば、初回起動時、起動して5分ほど待てば契約情報が書き込まれる」意の説明がある。

ただし白ROMとして購入された端末は、当然ながら加入契約がないので、何時間待っても契約情報が書き込まれることはない。そのような場合の説明は端折られており分かりにくいことが多いが、具体的には次の手順が必要である。

ポータルサイトを開く

Wi-FiとUQを結ぶルーター「WiMAX Speed Wi-Fi」を例とすると、WiMAXの認証は置いておいて、まずは繋ぎたい端末とWiMAX Speed Wi-FiをWi-Fiで繋ぐ作業をする。

ノートPCなどであれば、「らくらく無線スタートEX」など添付のソフトを用いれば早い。さもなくば、端末に書かれているプライマリSSIDと暗号化キー(AES)を、ノートPCやスマートフォン等に入力し、手動で接続する。

Wi-Fiでルーターに接続可能になったら、次はWebブラウザーで「http://uqwimax.jp/」などにアクセスすると、「WiMAX統合ポータルスタートページ」が表示される。ここで使用する事業者を選択し、登録する端末のニックネームなどを入力すると、無線でWiMAX Speed Wi-Fi宛に契約情報が送信され、暫く待てば使用可能となる。

機器追加の場合

MVNOではなく直接UQ WiMAXで契約する場合を前提とするが、機器追加オプション(200円)で、一つの契約で複数の端末が利用できる。但し同時には通信できない。

未確認だが、契約情報の書き込み自体は恐らく他の端末使用中でも可能と思われる。但しその後、実際に繋がるか確認する際に同時に使えないという問題が生じるので、既存の端末は、予め切断しておく方が安全である。

また、複数の機器を使う場合は「WiMAX接続優先度」の設定が可能で、同時に使用した時、どの端末を優先するか決めることができる。

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