ルシタニア号
読み:ルシタニアごう
外語:Lusitania
英キューナード汽船が1907(明治40)年に進水させた大型豪華客船。同型船にモレタニア号がある。
両船は客船の巨船建造競走のはしりで、初めて3万トンを超えた船であり(ルシタニア 31,550総トン、モレタニア 31,938総トン)、1911(明治44)年にオリンピック号(45,324総トン)が登場するまでは世界最大の客船であった。また大西洋航路のブルー・リボンも1907(明治40)年以降、1929(昭和4)年にブレーメン号に抜かれるまで常に両船のどちらかが保持していた。
第一次世界大戦中の1915(大正4)年5月7日、リバプールに向かっていたときに独Uボート・U20に無警告で撃沈させられ、乗組員と乗客合計1,198名が犠牲となった。その中に120名ものアメリカ人が含まれていたことからアメリカ国民の激怒をかい、アメリカの第一次世界大戦参戦へと繋がった。
コラム (要目)
総トン数 33,000トン
全長 232メートル
速力 24ノット
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