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クロラムフェニコール
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・一般薬編 (BPHARI)
読み:クロラムフェニコール
外語:CP: chloramphenicol
品詞:名詞

抗生物質の一つ。細菌のリボソームと結合し、蛋白結合を阻害することによる静菌作用を示す。一部の細菌には殺菌的効果がある。

目次
物質の情報
薬品の情報

ペストコレラなどにも優れた効果を持ち、チフスなどのサルモネラ感染症に対する治療では今も第一選択肢となっている。

副作用など

再生不良性貧血、グレー症候群、ビタミン欠乏症状など様々な副作用があるため、近年では使用が制限されてきている。

また確認はされていないが、X染色体上の遺伝子G6PD欠乏を引き起こす可能性が一部から指摘されている。

製品例
食品への混入
輸入食品

通常、この薬品は食品加工過程で用いられるものではない。

しかし、支那から輸入された食品に混入していることが、2008(平成20)年2月の報道で明らかとなった。

報道によると、2007(平成19)年8月に大阪に荷揚げされた冷凍茹でアサリと、2008(平成20)年2月に愛知に荷揚げされた水煮アサリから、検出されたとされている。

なお、このアサリは北朝鮮産と考えられており、これを購入することは健康上だけでなく、倫理上の問題もあると考えられている。

リンク
物質の特徴
抗生物質
関連する用語
チフス
コレラ
ペスト

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