SPMI
読み:エスピーエムアイ
外語:SPMI: System Power Management Interface
電源制御IC(PMIC)用に最適化されたシリアルバスインターフェイス。
概要
MIPIアライアンスにより策定され、各社のPMICで使われている。
CPUやSoCとPMICを接続し、リアルタイム制御を可能とするバスである。
MSMの場合、PM8921などはMSMとの交信は独自のSSBIだったが、PM8941+PM8841以降はSPMIになった。
特徴
仕様
物理層は2線式であり、SCLKとSDATAからなる。
公開されている仕様では、SPMIバスはシンプルな実装から複雑多機能な実装までスケーラブルとされており、複雑多機能な場合は以下のような機能を搭載できるとしている。
- 少ないピン数と少ないゲート数
- レガシーインターフェイスと比較して高速
- 低遅延
- 複数のプロセッサーデバイスが同じ共有バスを利用可能
- トラフィッククラスによる優先度管理
- SPMI v2.0ではコマンドの確認応答に対応
アドレス
一つのSPMIバスに複数の周辺機器が接続でき、各々は識別子で区別される。
SPMIでは、4ビットのスレーブアドレスと8ビットのペリフェラル識別子からなる12ビットの識別子(PPID)で識別される。
PMICアービターハードウェアは内部的に8ビットのAPID(アービターペリフェラル識別子)を使用しており、APIDとPPIDはマッピングが必要である。
Androidでは、APIDとPPIDはデバイスツリーで登録の際に定義される。また、/sys/kernel/debug/spmi/spmi-0/mapping などでマッピング状態が確認できるようである。
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