/lib
読み:ライブ
外語:/lib: library

 Linux等で、必須共有ライブラリとカーネルモジュールを格納するディレクトリ
目次

概要
 システムが起動するさい、必要となるドライバーやライブラリ用のディレクトリである。
 Linuxでは、libclibgcc、といったものが/libに置かれている。
 しかし、UNIXには無いことが多い。

特徴

32ビット
 System V系UNIX、例えばUnixWare 2にはなく、同様に/usr/libを使う。なお、ルートディレクトリには「/lib → /usr/lib」のシンボリックリンクが置かれている。
 FreeBSDも、古くは/libはなく、代わりに/usr/libを使っていた。最近のバージョンには存在する。
 /libが無いOSの場合、/usrがマウントされるまでの間はlibcなどが使えないということである。このようなOSの場合、その間に動作するプログラム、つまりカーネルinitは、ライブラリをスタティックリンクしていると考えられる。

64ビット
 64ビットLinuxでは、次の3ディレクトリが存在する。
 ディストリビューションによって異なる可能性はあるが、Ubuntuの場合、/libに64ビットバイナリ、/lib32に32ビットバイナリを置き、/lib64は/libへのシンボリックリンクとなっている。

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