/mnt
読み:エムエンティー
外語:/mnt: mount
UNIXやPOSIX準拠OS(Linux等)で、一時的なマウントポイントとして使う、空のディレクトリ。
概要
システム管理者の裁量で、一時的にファイルシステムをマウントする時に用いられる。
従って、常時マウントされるファイルシステムのためには使わない方が良いとされている。
特徴
Android 5.0のとある機種では、次のような構成となっていた。
- /mnt/asec
- /mnt/obb
- /mnt/media_rw
- /mnt/media_rw/sdcard1 ‐ 本当のSDカード (機種依存あり)
- /mnt/media_rw/uicc0 ‐ UICC-0内のデータ (機種依存あり)
- /mnt/media_rw/uicc1 ‐ UICC-1内のデータ (機種依存あり)
- /mnt/media_rw/usbotg ‐ USB OTG (機種依存あり)
- /mnt/sdcard ‐ 内部ストレージへのシンボリックリンク (/storage/emulated/legacy など。機種依存あり)
- /mnt/secure
- /mnt/shell
- /mnt/shell/emulated
- /mnt/shell/emulated/0 ‐ 内部メモリー(機種依存あり)
- /mnt/shell/emulated/legacy ‐ (機種依存あり)
- /mnt/shell/emulated/obb ‐ (機種依存あり)
Androidの場合、古くはSDメモリーカードはこのディレクトリに /mnt/sdcard としてマウントしていた。但し、/storage が作られて以降は、互換性のためのシンボリックリンクに変更されている。
つまり sdcard などという名であるが、現実には内部メモリーである。逆に本当のSDカードへのシンボリックリンクがないため、機種依存せずにSDカードを読み書きするシンプルな方法がないという謎仕様を生み出している。
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