/rescue
読み:レスキュー
外語:/rescue
FreeBSDで、システム破損時にシステム復旧に使うためのユーティリティが格納されたディレクトリ。
概要
FreeBSD 5.2から登場したディレクトリである。
FreeBSD 5.2以降、/binや/sbinにある標準ツール類が、それまでの静的リンク(スタティックリンク)されたものから共有ライブラリにリンクされたものに変更されることになった。
これにより、ディスクエラーやアップデート失敗時など致命的障害発生時に、標準ツールが機能しなくなる恐れが発生した。
解決として、専用に静的リンク(スタティックリンク)されたツール類が用意されることになった。
特徴
システム破損時でもある程度の標準ツールが利用可能であるが、これらツールは標準ツールと同仕様ではなく、一般に機能が貧弱である。
その代わりコンパクトなので、容量が厳しい環境であれば、/binや/sbinの各ツールを/rescueのそれへのシンボリックリンクに変更することで、コンパクトな代替品として使うこともできる。
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