/var
読み:ヴァー
外語:/var: variables
UNIXやPOSIX準拠OS(Linux等)で、常に変化するファイルを格納するディレクトリ。
概要
ログや一時ファイル等の格納など、各種用途に使われる。
例えば一般的には、/var/logはログファイル、/var/spoolにはメールやプリンターのスプールが格納される。
実装
参考までに、資料にあるOSごとの必須または推奨のディレクトリ構造は、次のとおり。
FreeBSD
- /var
- /var/log ‐ 各種のシステムログファイル
- /var/mail ‐ ユーザーのメールボックスファイル
- /var/spool ‐ プリンターやメールシステムのスプールデータ
- /var/tmp ‐ システムが再起動しても消えないテンポラリファイル
- /var/yp ‐ NISのデータベースファイル
この他、現在のFreeBSDは下にあるLinuxにあるようなディレクトリがほぼ全て存在する。
Linux
- /var
- /var/account ‐ プロセスログ (オプション)
- /var/cache ‐ アプリケーションキャッシュデータ
- /var/cache/fonts ‐ フォントキャッシュ (オプション)
- /var/cache/man ‐ マニュアルキャッシュ (オプション)
- /var/crash ‐ システムクラッシュダンプ (オプション)
- /var/games ‐ ゲームデータ (オプション)
- /var/lib ‐ 可変ステータス情報
- /var/lib/<editor> ‐ エディターバックアップファイルと設定 (オプション)
- /var/lib/hwclock ‐ 内部時計のステータス (オプション)
- /var/lib/misc ‐ 雑多な可変データ
- /var/lock ‐ ロックファイル
- /var/log ‐ ログファイルとディレクトリ
- /var/mail ‐ ユーザーのメールボックスファイル (オプション)
- /var/opt ‐ /opt用可変データ
- /var/run ‐ ランタイム用可変データ、PIDファイルなど置く場所
- /var/spool ‐ プリンターやメールシステムのスプールデータ
- /var/spool/lpd ‐ ラインプリンターデーモンのプリントキュー (オプション)
- /var/spool/rwho ‐ rwhod(システムステータスサーバー)ファイル (オプション)
- /var/tmp ‐ システムが再起動しても消えないテンポラリファイル
- /var/yp ‐ NISのデータベースファイル
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