zeroデバイス
読み:ゼロデバイス
外語:zero device

 書き込んでも無視されるが、際限なくゼロを読み出すことができるデバイス。
目次

特徴

名前
 UNIXPOSIX準拠OSでは、/dev/zeroである。

技術
 UNIX系OSでは、パーミッションは "crw-rw-rw-" となっており、先頭のcからキャラクターデバイスであることが分かる。

由来
 初出は不明だが、FreeBSDのマニュアルによると、4.4BSDから登場したと書かれている、比較的新しいデバイスである。
 今では、LinuxSolarisHP-UXなどにも同じものがある。

機能
 読み出すと、常に「0」('\0'文字)が返される。read()であれば、バッファーには引数に与えられたバイト数分、'\0'が返される。
 書き込んでも、データは無視または破棄される。
 zeroに対するシークは、常に成功する。
 プライベートmmap()は有効である。返されるメモリー位置には、引数に与えられたバイト数分の'\0'文字が置かれている。共有mmap()は許可されていない。

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