首都高速東京線
読み:しゅとこうそく-とうきょうせん

 首都高速道路にかつて存在した、東京都内を走る路線に適用される料金圏と、その料金圏内の路線の総称。
 首都高速道路株式会社(かつての首都高速道路公団)では単に「東京線」と呼んでいた。
目次

概要
 具体的には東京外環自動車道の予定路線の内側(南側)であり、高速川口線(S1)を含み、かつ神奈川線でない区間を指した。
 つまり東京都内だけとは限らない。東京線内では路線を問わず均一料金であった。

範囲

環状線

放射線

その他の路線

接点
 首都高速東京線と首都高速神奈川線が接続する路線は二路線だけである。

特徴

沿革
 1962(昭和37)年に京橋〜芝浦間4.5kmが通行料金50円で開通して以来、延伸を続け料金も上がり続けた。
 中央環状王子線(C2)の2002(平成14)年12月開通の際に800円に値上げされそうになったが、これは何とか阻止された。

距離制料金
 後述する料金圏は2012(平成24)年1月1日00:00(31日@666)に廃止され、距離制料金に移行した。
 料金は、旧料金圏(東京線・神奈川線・埼玉線)を一体として扱い、ETC車の普通車で500円/回(ターミナルチャージ)+100円/6km(税込)で、上限は900円である。非ETC車は一律900円(郊外の一部料金所を除く)とする。大型車は、この倍額である。
 例えば東京線と神奈川線を使った場合、従来は普通車で700円+600円の計1300円だったが、これが最大900円に値下げされることになる。

旧料金圏(参考)

基本料金
 かつての料金圏内(東京線内)であれば距離を問わず、定額で利用することができた。ただし神奈川線、埼玉線とは別料金であり、料金所通過の際に別料金を徴収された。
 最終的な料金は1993(平成5)年改定(値上げ)で、次のとおりだった。なお、首都高は旧JHの標準に準拠しておらず、軽自動車・二輪車含めて「普通車」として高額徴収を行なっている。

特定区間割
 かつて特定料金区間と呼ばれた区間は、最終的に特定区間割の対象区間となった。
 短距離であれば、料金が300円または500円(普通車の場合、大型車は倍)だった。

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