最初に刊行された本。

売り切れる度に第2版、第3版…と重版が増えてゆく。

マニアは初版コレクションが基本と言われているが、理由は初版という響きや、出てすぐ買うのが本当のファンであるという事のほか、版が増えると細かい部分が潰れて見えなくなることがあるためだと言われる。

一般に初版の重要な点として、本に付随する "帯" にある。通常真っ先に捨てられる運命にあるこの帯であるが、"帯" こそ初版本としての証しであり、初版コレクターとは、この "帯" 欲しさに大金をつぎ込んでいる者と言っても過言ではない。但しまんが単行本の場合は文庫本と異なり、初版以外にも帯が付くことが多くあるため価値は低い。但しこの場合、帯そのものに何種類もの版が存在する事があり、このような場合もコレクターの収集対象となる。

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