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ストロンチウム90
辞書:科学用語の基礎知識 原子元素・名称編中 (NELEMN5)
読み:ストロンチウム-きゅうじゅう
外語:90 Sr
品詞:名詞

ストロンチウム同位体の一つ。ウラン核分裂生成物の一つである。

目次
情報
概要

天然には存在しない同位体である。

核燃料として使われるウラン235が核分裂すると、少なくない割合で、このストロンチウム90が生じる。この時は、片割れとしてセシウム137が作られ、残りは中性子として放たれる。

特徴
崩壊

半減期は28.78年で、β崩壊する。

基本的にはβ崩壊し、β線(電子=β粒子)と反電子ニュートリノ( ̄(ν)e)を放出して、イットリウム放射性同位体であるイットリウム90(90Y)になる。

イットリウム90は半減期2.67日でβ崩壊し、ジルコニウムの安定核種であるジルコニウム90(90Zr)になる。

生体への影響

科学技術庁告示第五号 平成十二年科学技術庁告示第五号(放射線を放出する同位元素の数量等)における、ストロンチウム90の実効線量係数(ミリシーベルト/ベクレル)は、次のとおりである。

つまり、10,000ベクレルを経口摂取した時の実効線量は0.28ミリシーベルト(280マイクロシーベルト)である。

リンク
用語の所属
ストロンチウム
同位体
90
関連する用語
放射線
セシウム137

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