ルミノール反応 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学編 (NCHEM) |
読み:ルミノールはんのう |
外語:luminol synthesis |
品詞:名詞 |
ルミノールが酸化されて3-アミノフタル酸になる反応。この際、青色の蛍光が出るのが特徴。
殺人事件の現場でも使われ、サスペンスドラマなどにもよく登場する。例え血液を奇麗に拭き取っても、鑑識の人が薬品をかけて照明で照らせば、血痕から青い光が浮き出てくるが、この時掛けた薬品がルミノール液であり、青い光が蛍光である。これは血液中に含まれるヘモグロビンという蛋白質にヘムという鉄錯体が含まれているためで、酸素を運搬する働きがあるヘムが触媒となってルミノール反応が進行し、蛍光を発するのである。
たとえ血液を拭き取ったとしても、ヘモグロビンが微量残っていれば、ルミノール反応が起こる。
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