SpiderMonkey
読み:スパイダーモンキー
外語:SpiderMonkey

 Mozilla FirefoxのコアJavaScriptインタープリター。
目次

概要
 世界初のJavaScriptエンジン
 ブレンダン・アイク(Brendan Eich)が、Netscape Communications時代にNetscape Navigator向けのJavaScript実装として書き上げたものである。
 この実装はオープンソース化された。現在はMozilla Foundationが保守し、MPL/GPL/LGPLのトリプルライセンスとなっている。

特徴

応用
 プログラムはCで書かれている。
 SpiderMonkeyを用いている主要なソフトウェアはMozilla Firefoxであるが、他にも様々な製品や機器に組み込まれて使用されている。
 代表例としては、Adobe AcrobatとAdobe Readerなどがある。
 他に、近年よくあるインターネットTVなどは内部でJavaScriptが動作するケースが多いが、ここでSpiderMonkeyが応用されている製品も少なくないようである。

変遷
 SpiderMonkeyはMozilla FirefoxのJavaScriptエンジンのベースということもあり、活発に改良が進められている。
 SpiderMonkeyはベースとなるJavaScriptインタプリターであり、ここにJITエンジンを追加する形で改良が進めれている。JITエンジンの変遷は以下の通りである。
  1. TraceMonkey ‐ トレースJIT (Firefox 3.5〜8)
  2. J〓gerMonkey ‐ メソッドベースJIT
  3. IonMonkey中間言語方式 (Firefox 18〜21)
  4. OdinMonkeyasm.js対応 (Firefox 22〜)

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