OSI参照モデルのレイヤー3(第3層)となる通信プロトコルの階層構造。中位層の下位。

目次 概要 特徴 サービス TCP/IPプロトコルスイート 主なプロトコル 第2層+第3層 第3層 第3層+第4層

概要

トランスポート層(レイヤー4)からの要求に応じ、そしてデータリンク層(レイヤー2)に対して要求を行なう。

このレイヤーの目的は、複雑に構成されたネットワークの中から、適切な経路を選択しデータを中継することにある。単なる中継システムの場合には、一般にこの層までの機能を持つ。

例えばTCP/IPならIPがネットワーク層に属している。

特徴

サービス

ネットワーク層の主なサービスは以下の通り。

• ルーティング

TCP/IPプロトコルスイート

インターネットプロトコルでは、OSI参照モデルが完全には実装されていない。

IEFTはインターネットプロトコルの階層構造は、RFC 1122において4層で定義されており、以来一度も変更されていない。

そのTCP/IPプロトコルスイートでも、ネットワーク層はOSI参照モデルと対応している。

主なプロトコル

現在でもよく使われている、インターネットに関連深いレイヤー3・ネットワーク層関連のプロトコルは、次の通り(原則としてアルファベット順)。

第2層+第3層

• ATM
• フレームリレー(LAPF)
• MPLS
• X.25
  • LAPB (第2層)
  • PLP (第3層)

第3層

• ARP
• DHCP
• ICMP
• IP
  • IPv4
  • IPv6
• IPsec
• IPX
• RARP
• ルーティングプロトコル
  • AS間プロトコル
    • EGP (旧式)
    • BGP
  • AS内プロトコル
    • EIGRP
    • IGRP
    • RIP
    • OSPF

第3層+第4層

• NetBEUI
• XNS (IPX/SPXの原形)

リンク

用語の所属
OSI参照モデル
通信プロトコル
関連する用語
ネットワーク
データ
ルーター

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