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BANCS
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術システム編 (CTSYS)
読み:バンクス
外語:BANCS: BANks Cash Service
品詞:名詞

都銀キャッシュサービス。および、そのサービスを提供するためのオンラインシステムの名。都市銀行を中心とした各金融機関のCDやATMを相互に接続させるためのシステム。

目次
概要

かつての都市銀行は各行独自のオンラインシステムを用いていたが、1984(昭和59)年1月から都銀10行(当時)が相互に接続し、都銀ATMオンライン網を構築した。これがBANCSである。

1988(昭和63)年2月には地方銀行(ACS)との預金払出に関するオンライン業務提携が合意され、それぞれの顧客が他の銀行のCDやATMを利用できるようになった。

その後、第二地方銀行(SCS)、信託銀行(SOCS)、信用金庫、信用組合(SANCS)、そして証券会社や郵便貯金などが次々とATM提携を行なうようになり、現在では殆どの金融機関で振り込みや残高照会などが可能となっている。

特徴

ちなみに、BANCSに加盟するにはその時点で存在する都銀全ての合意が必要である。

加盟料は数億円のオーダーで、更に保守費用は月額200万円とも言われる。

そのためいわゆるネットバンクの中にはBANCSに加盟せず、郵貯のATMとの連携を強めるところもあるようだ。

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