如是我聞 |
辞書:文化用語の基礎知識 民俗学東洋・仏教用語編 (LFOLKEBY) |
読み:にょぜがもん |
品詞:名詞 |
仏教経典の始まりによく見られる決まり文句。私は次のように聞いた、の意。書き下し文(訓読)では「是の如きを我聞きき。」となる。
例えば無量義経 徳行品第一は、
真読「如是我聞。一時仏在王舍城耆闍崛山中。與大比丘衆万二千人倶。」
訓読「是の如きを我聞きき。一時、仏、王舎城、耆闍崛山の中に住したまい、大比丘衆万二千人と倶なりき。」
から始まる。
仏教経典というのは、釈迦が自ら著したものはなく、弟子が釈迦の言葉を聞き、それを著したものである。従って、「私はこのように聞いた」となるわけである。
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