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ケロシン
辞書:国土用語の基礎知識 車編 (ECCAR)
読み:ケロシン
外語:kerosene
品詞:名詞

石油製品の一種で、原油を分留して得られるものの一つ。灯油の原料。

目次
概要

炭素数10〜15程度のアルカンが主成分であり、このためナフサよりは重いが、軽油よりは軽い。

ケロシンから、灯油、ジェットエンジンの燃料などが作られる。近年は、ロケット用の推進剤(燃料)としても使う研究が進められている。

灯油はケロシンほぼそのままであるが、日本では、灯油とケロシンは呼び分ける風習があり、ケロシンと言えばジェットエンジンなどの燃料を言うことが多い。

特徴

ジェット旅客機は、長距離を飛行する必要があるため大量の燃料が必要である。従って燃料自体を軽量化したい。そこで、軽油より更に軽い灯油を使うのである。

但し、ジェット旅客機は高度1万メートル以上を飛行するため非常に低温になり、気温は-50℃、時に-70℃にもなるため、このような低温でも凍らないものが必要である。

そこでジェット燃料用としては、低温でも凍らないよう、純度が高く、水分の少ないものが作られて使われている。

ちなみに、ボーイング777のうち、777-300型機の場合、燃料は約17荳リットル搭載でき、その燃料の重さは約137トンである。この機体の最大航続距離は約11000kmであるので、計算上、ケロシン1リットルあたり平均約65メートル飛ぶことが出来ることを意味する。

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