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二酸化炭素泉
辞書:国土用語の基礎知識 地理用語編 (EGY)
読み:にさんかたんそせん
品詞:名詞

療養泉のうち、特殊成分を含む療養泉の一種で、二酸化炭素(炭酸ガス)を含む温泉

目次
定義

温泉水1kgあたり1000mg(1g)以上の遊離二酸化炭素(CO2)を含むもの。

概要

旧泉質名では「単純炭酸泉」。

特徴
種類

療養泉のうち単純温泉の名称としては、温泉と冷鉱泉で分類される。

効能と禁忌症

二酸化炭素泉は全国の温泉の1%にも満たないとされる、珍しい泉質である。

入浴すると、溶け込んでいる二酸化炭素の気泡が体中に付くため、「泡の湯」とも呼ばれる。二酸化炭素が皮膚より吸収され毛細血管を拡張するため、血行が良くなり湯の温度が低くても暖まるとされている。血液循環の改善は高血圧や心臓病に効能ありとされ、「心臓の湯」ともされる。

液性がアルカリ性のものは皮膚を溶かし、肌がつるつるになるため「美人の湯」とされる。

そのほか、温泉一般に見られる各種の効能、筋肉痛、関節痛、神経痛、打ち身、くじき、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進といった効能が期待される。

飲泉では、炭酸の酸味と清涼感が胃腸を刺激するため食欲不振の改善や、利尿効果などの効能ありとされている。

二酸化炭素泉は下痢を起こしやすいので、下痢をしている場合は飲泉は避けるべきである。

リンク
用語の所属
掲示用泉質名
特殊成分を含む療養泉
温泉

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