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硫黄泉
辞書:国土用語の基礎知識 地理用語編 (EGY)
読み:いおうせん
品詞:名詞

療養泉のうち、特殊成分を含む療養泉の一種で、硫黄を含む温泉

目次
定義

温泉水1kgあたり2mg以上の総硫黄〔HS + S2O32− + H2S〕を含むもの。

概要

陰イオンにより、単純硫黄型と硫化水素型とに分類される。

「腐った卵臭」が特徴で、これは発生する猛毒ガス硫化水素の臭いである。

療養泉のうち単純温泉の名称としては、温泉と冷鉱泉で分類される。

旧泉質名は「硫黄泉」など。

特徴
反応

一般に、湧出時は透明だが、時と共に乳白色に変化するものが多い。また鉄分を含む硫黄泉は黒色の温泉となることがある。

硫黄泉に含まれる硫化水素は、鉄や銀などの金属を酸化させる反応を示すため、アクセサリー類は外してから入浴することが望ましい。

効能と禁忌症

硫黄泉は殺菌能が高いため、皮膚病や外傷に効果がある。また、毛細血管などを拡張させる働きがあり、高血圧や動脈硬化、心臓疾患、脳卒中などの予防に効果が高いとされている。

硫黄泉の飲泉は、硫黄の解毒機能により肝臓の解毒機能を助けたり、また糖尿病に効能があるともされている。

そのほか、温泉一般に見られる各種の効能、筋肉痛、関節痛、神経痛、打ち身、くじき、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進といった効能が期待される。

なお、硫黄泉は刺激が強いため、皮膚や粘膜が過敏な人は避ける。また高齢者などで乾燥肌の場合は肌荒れを起こす可能性があるため避けるべきである。また硫黄泉は下痢を起こしやすいので、下痢をしている場合は飲泉は避けるべきである。

リンク
用語の所属
掲示用泉質名
特殊成分を含む療養泉
温泉

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