通信用語の基礎知識 全国のICカードこれひとつ 戻る

フェリチン
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質用語編 (NSUBY)
読み:ふぇりちん
外語:Ferritin
品詞:名詞

鉄貯蔵蛋白質。体内には、この形でが保存される(保存鉄)。

目次
概要

フェリチンは、分子量約445,000の蛋白質で、24個のサブユニットが球状に組み合わされ、鉄を入れるために中空構造となっている。

体内の貯蔵鉄量と血清フェリチン値は相関があり、貯蔵鉄量は血清フェリチン値で評価される。成人の血清フェリチン1ng/mLは貯蔵鉄約8mgに相当する。

男女で差はあるが、25〜250ng/mlが正常域で、25ng/mL未満は鉄不足、12ng/mL未満は鉄欠乏症と判断される。

特徴
腫瘍マーカー

フェリチン量は腫瘍マーカーでもあり、極端に多い場合は白血病、骨髄腫などが疑われる。

例えば275ng/ml以下を正常値としてフェリチン量を計測し、超えていた場合は高値と診断する。

リンク
関連する用語
鉄欠乏症

[再検索] [戻る]


通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club
KisoDic