リストカット |
辞書:科学用語の基礎知識 医学・用語編 (BMEDY) |
読み:リストカット |
外語:wrist-cutting |
品詞:さ変名詞 |
カッターや包丁などの刃物を使い、自ら手首や腕を切ること。
小説やドラマでは自殺方法の定番の一つだが、殆どの場合これでは死なない。動脈は深いところにあるので、簡単には切れないためである。また通常切れるのは静脈だが、腕が心臓よりも上にあれば血はそれほど出てこない。
リストカットは、精神障害のために自傷行為に走る思春期の女性に多い。腕にいくつもの傷跡があるのが典型例で、死亡率は低い(まれに死に至る)が、腕以外を傷つけた例(首など)は死亡する率が高いとされている。こういった症例をリストカットシンドロームという。
リストカットは、一般に直接的な自殺の手段ではなく、生きることを確認するための行為だと言われている。その目的も色々あるが、(1)周囲の注目を集めたい、(2)手首を人格化し、その怒りをぶつける、(3)精神面が不安定となり、その自我を取り戻すために切る、(4)辛いことや悲しいことなどを思考回路から切り離そうとして切る、などがあるとされる。
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