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超酸
辞書:科学用語の基礎知識 化学編 (NCHEM)
読み:ちょうさん
外語:superacid
品詞:名詞

一般に極めて強いとして知られる濃硝酸濃硫酸よりも106倍以上強い酸のこと。

目次
概要

超酸は、電離度が極めて大きな酸で、電離度が限りなく1に近いものである。

いかに強い酸でも、水中ではH2O→H3O+となるだけなので、超酸は必然的に非水溶媒系である。

超酸の超酸性(superacidity)を測定するためには、ハメットの酸性度関数が使われる。

特徴
種類

良く知られている超酸として、次のようなものがある。

また、FSO3HにSbF5を10mol%加えるとH0=−19程度まで増加し、これはマジック酸(magic acid)として知られている。

性質

プロトン供与能が極めて高い。

超酸中でC6H5F+superacid→C6H6F+や、CH4+superacid→CH5+などの化学種が確認された。

リンク
関連する用語

濃硝酸
濃硫酸
発煙硫酸
ハメットの酸性度関数

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