転写因子の一つ。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作るときに使われる遺伝子。

目次 概要 特徴

概要

細胞の初期化は、従来は3因子(Oct3/4、Sox2、Klf4)に、c-Mycを加えて行なわれていた。しかしc-Mycには様々な欠点があり、腫瘍が発生したり、短命になったりした。

代替因子の研究過程で発見されたのが、Glis1である。

特徴

次のような特徴が見出されている。

• 初期化を促進する
• c-Mycによって誘導される、不完全に初期化された細胞や形質転換された細胞の増殖を抑制する
• c-Mycを用いて作製された場合に頻出する、腫瘍発生や短命化が認められない

Glis1は3因子(Oct3/4、Sox2、Klf4)と蛋白質レベルで相互作用する。

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用語の所属
遺伝子
転写因子
関連する用語
人工多能性幹細胞

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