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STIS123627+621755
辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体名編 (USTLN)
読み:???
外語:STIS123627+621755
品詞:固有名詞

おおぐま座にある銀河

発表による位置は赤経12h 36s 27.5s、赤緯62°17′55.4″(分点不明)で、実視等級は27.7等。

ハッブル宇宙望遠鏡の宇宙望遠鏡撮像分光器(STIS: Space Telescope Imaging Spectrograph)により観測されたためこの名がある。STISに続くのは天体の赤経・赤緯である。

1999(平成11)年4月、ニューヨーク州立大学のチェン(Hsiao-Wen Chen)らがSTISを用いて観測し、波長933.7[nm]に輝線を確認したことから、これをLαの121.6[nm]と仮定、ここから赤方偏移z=6.68を求めた(NAOJ254)。しかしジェット推進研究所のスターン(D. Stern)らの観測によって、それが誤りであることが明らかとなった(NAOJ398)。

この天体はRバンド(720[nm]付近)の波長ではかなり明るいが、Jバンド(1200[nm]付近)では全く観測できない。これはz>6の銀河の特性と矛盾するとされた。

この天体については現状確実なことは分からない。スターンらによると、z=1.5程度で酸素の禁制線[OII]を放射する銀河なら観測結果と合う、としている。

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関連する用語
銀河
赤方偏移
おおぐま座

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