AMDのサーバー/ワークステーション向けのハイエンドCPUである、初代Opteronの開発コードネーム。
AMD64技術を採用した最初の製品であり、Opteronである。
AMDの第8世代x86互換プロセッサー(K8系)であるHammerシリーズのうちの高機能タイプで、サーバー/ワークステーション向けとして作られた。
SOI技術を用い、130nmプロセスルールで製造された。
語源は、鍛冶屋が両手で使うような巨大なハンマーから。
Hammerシリーズのうち、ClawHammerのHyperTransportのリンクが1本なのに対し、SledgeHammerは3本のリンクを持っている。
読み込まれた命令はx86デコーダーで解読され、独自のAMD64 ISA命令に変換する。これがAMD64の特徴である。
SledgeHammerは内部がVLIWであり、変換後の命令は最大3個をVLIWにパックし、AMD64 ISAデコーダーでマイクロコードに変換、これが整数スケジューラ(8エントリ)または浮動小数点スケジューラ(36エントリ)に渡され実行される。
つまり、x86命令→AMD64 ISA命令→マイクロコードと途中2段階のデコードをすることでx86アーキテクチャーとの互換性を実現している。
後継コアはAthens(アテネ)である。
用語の所属

AMD

K8系
関連する用語

Opteron

Athens