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XOP
辞書:科学用語の基礎知識 中央演算処理装置用語x86編 (IYCP86)
読み:エックスオウピー
外語:XOP: eXtended Operations
品詞:固有名詞

AMDの新コアBulldozerから搭載された拡張命令群。

目次
概要

AMDはSSE5というSIMD命令の搭載を予定していた。

しかしその後、IntelがIntel AVXを発表しVEXプリフィックスを導入することにしたため、AMDはこの仕様に準じるためにSSE5の採用を撤回、AVXに無い命令を独自拡張として搭載する方針に変更した。

このうちの一つが、XOP(eXtended Operations)である。

特徴
機能の有無判別

EAX=80000000HでCPUID命令を実行し、返却値EAXの最上位ビットが1となる拡張CPUID対応環境で、かつEAX=80000001HでCPUIDを実行した結果得られたECXレジスターのビット11が1のとき、XOPに対応する。

符号

歴代SSEとIntel AVXまでの命令に足りない命令や、Intelにない4オペランド命令などの追加を主とする。

この際、独自拡張命令をVEXプリフィックスで表現すると、いずれIntelの命令とオペコード衝突を起こす可能性があったため、AMDはVEXに似た方法で、かつ別のオペコードでこれを表現することにした。このプリフィックスをXOPプリフィックスという。

リンク
用語の所属
マルチメディア命令
SSE
関連する用語
XOPプリフィックス
SSE5

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