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シャドウマスク
辞書:電算用語の基礎知識 計算機出力装置編 (TCPERIO)
読み:シャドウマスク
外語:shadow mask
品詞:名詞

カラーブラウン管(CRT)内部の蛍光面付近に存在する、細かい穴のあいた金網状の部品の名称。

目次
概要

カラーブラウン管では、蛍光面は赤緑青の三色に発光する蛍光体が交互に配置され、それぞれの色に対応する三つの電子線が蛍光面に飛んでくる。それぞれの電子線が対応する蛍光体以外には当たらないように陰をつくる働きをする。

シャドウマスクの穴は比較的小さいので、電子線のほとんどがシャドウマスクに当たり、実際に穴を通過して蛍光体に当たるのは数十%である。穴の形状は数種類あり、ディスプレイで使われる丸穴や、主にテレビジョン用に使われる長方形状などがある。この穴の間隔は蛍光体の各色の間隔とほぼ等しく、ドットピッチと呼ばれる。

特徴

このシャドウマスク自体に磁気が帯びると、電子線が磁界で曲がって色ずれが起こる。そのため、普通ブラウン管外部に消磁用コイルがあり、電源を入れるときにこれが働くようになっている。

ソニートリニトロン管では、形状は若干異なるが同様の働きをするものを「アパチャーグリル」と呼んでいる。

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用語の所属
CRT
関連する用語
ソニー
シャドウマスク管
トリニトロン管
アパチャーグリル
電子計算機

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