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スプール
辞書:電算用語の基礎知識 プログラミング用語編 (PTPROGY)
読み:スプール
外語:SPOOL: Simultaneous Peripheral Operation On-Line
品詞:名詞

周辺機器と電子計算機本体を並行動作させるための仕組み。

目次
概要

プリンターの印刷、電子メールなどの多量のネットワーク送信処理などは、CPUからの要求に比べて処理の完了が非常に遅く、これを待っているとその間は他の操作や処理が出来無くなってしまう。

このためデータを専用のFIFO(待ち行列)型のバッファーに処理要求として溜め込み、CPUはすぐに他の処理に復帰させ、バックグラウンドで周辺機器との通信を継続するという手法を採る。

このような処理をスプール処理、このようにする行為をスプーリングと呼び、これに用いるFIFOバッファーをスプールバッファーまたは単にスプールと呼ぶ。

補足

スプール(spool)という英単語には糸巻きやフィルムのスプールなどの「巻いたもの」、「糸を巻く」という意味があり、略称による命名はこれに引っ掛けたものと思われる。

その後、例えば「MLのスプール(閲覧可能な過去記事)」のような、単に貯めておく場所というニュアンスでも用いる人が現われたが、本意からすると誤りである。

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関連する用語
スプーリング
バッファー
キュー

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