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ゼロサプレス
辞書:電算用語の基礎知識 ソフト技術編 (PTSOFTY)
読み:ゼロサプレス
外語:zero suppress
品詞:さ変名詞

数値を表現する際に、余分な「0」を抑制(suppress)すること。

目次
概要

書式で数値の桁数が決まっているときに、余った桁を全部0で埋めずに空白を出力する。

例えば5桁の数値欄があったときに、「___12」のように出力すること(_が空白文字とする)。

技術

プログラミングでは、事務処理系で利用される言語のCOBOLが、標準で数値全桁を0で埋めて出力することになっており、0抑制を特別な書式として備えている(例:PICTURE IS ZZZ,ZZ9.)。

逆に、FORTRANCなど、主に算術処理で用いられる言語では数値を固定桁で扱わないため、数値出力で0は抑制されているのが標準であり、反対に指定された桁数分を0で埋めて出力する機能を特別に備えている。

このデフォルトの解釈が逆になっていることから、「ゼロサプレス」のことを「0で桁埋めすること」と認識してしまっている人がいるが、これは誤解である。

リンク
関連する用語
COBOL
C
ゼロパディング

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