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RAID10
辞書:電算用語の基礎知識 計算機記憶装置編 (TCPERIS)
読み:レイドいちゼロ
外語:RAID10
品詞:名詞

RAIDの一種で、RAID1により冗長性を高め、それをストライピングする構成。

「RAID1+0」とも書かれる。

目次
特徴

ハードディスクドライブは最低4台必要となる。利用効率はRAID1と同じになる。

同様の趣旨のものにRAID01(RAID0+1)というものもあるが、こちらはストライピングしたものをミラーリングするという点が違う。

このRAID10の方が可用性が高いので、敢えてRAID01を利用する意味はないといえる。

構成

例えば、ディスク2台でミラーリングするとする。これを四組用意し、4ストライピング、計8台のディスクで運用することを考えるとする。総容量はディスク4台分である。

  1. ミラー1 [1][2]
  2. ミラー2 [3][4]
  3. ミラー3 [5][6]
  4. ミラー4 [7][8]

この時、仮に[1]が故障した場合、ミラー1は使用不可能となる。しかしミラー2〜4はまだ稼働しているため、データに問題はない。

この状態で[2]が故障するとミラーリングは壊滅し、同時にストライピングも壊滅するためデータは消失してしまうが、その確率は理論上は1/7つまり約14%であるため、安全性が高いと考えられる。

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用語の所属
RAID
10
関連する用語
RAID0
RAID1
RAID50
RAID60

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