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socklen_t
辞書:電算用語の基礎知識 プログラミング仕様編 (PTPROGS)
読み:ソックレン-ティー
外語:socklen_t
品詞:名詞

CC++で、accept()で使用される、アドレスの長さを格納する型。

目次
定義

FreeBSDでは、次のように定義される。

sys/socket.h

typedef __socklen_t socklen_t;

sys/_types.h

typedef __uint32_t __socklen_t;

machine/_types.h

typedef unsigned int __uint32_t;

つまり、32ビット環境のFreeBSDでは、間接的にunsigned intで定義される。

由来

accept()の第3引数は、元々はint *で宣言されていた。

POSIXはこれが気に入らなかったらしく、POSIXドラフト版でsize_t *に変更した。しかしBSDソケットインターフェイスの仕様上、ここはintと同じサイズが要求されており、もし本当にsize_tにしてしまうと、size_tの長さがintより長い場合にソケット層が破壊されてしまう。このためクレームが入り、やむを得ずint *と同じ長さのsocklen_t *とすることでお茶が濁された、という経緯がある。

リンク
用語の所属
_t

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