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IDEA
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術安全編 (CTSEC)
読み:アイディア
外語:IDEA: International Data Encryption Algorithm
品詞:名詞

ETH ZuriaのJames L. MesseyとXuejia Lai(来学嘉)により1991(平成3)年に開発された慣用暗号方式ブロック暗号アルゴリズム。

目次
概要

元々はIPES(Improved Proposed Encryption Srandard)と呼ばれていた。

脆弱化したDESと代替として開発された。

特徴
機構

128ビットの鍵で64ビットのブロックデータを暗号化する。

方法は、排他的論理和、加算、乗算をセットとしてラウンドとし、これを8ラウンドとハーフラウンド行なう。

特許

ヨーロッパ、アメリカ、日本など各国で特許が成立しており、フリーソフトウェアで使うことができない。

特許は多くの国で切れている。

現状

PGPで、PGP作者が開発した脆弱な暗号Bass-O-Maticの代替としてPGP 2.0から採用された。しかしこれも特許問題によりGnuPGなどのフリーソフトウェアでは使えない。

SSL/TLSでも、SSL 2.0/3.0/TLS 1.0/1.1までは任意での対応として対応されたが、もはや脆弱であるとして、TLS 1.2ではDESと共に対応から削除された。

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暗号
慣用暗号方式
ブロック暗号
関連する用語
PGP
TLS

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