市町村と都道府県、ならびに情報処理を行なう財団法人地方自治情報センターを仮想専用線(IP-VPN)で結ぶネットワークシステムのこと。通称は略称の "住基ネット"。
このシステムでは国民全員に11桁の住民票コードが振られ、自治体や政府機関が必要に応じて個人情報を利用できるようになる。
このシステムにはセキュリティが何より重要であることは疑念の余地が無い。
また実際に運用する役所の人たちの管理意識、セキュリティ意識の甘さが常々指摘されており、コンピュータシステム以前に、人的な問題から情報漏洩の危険性が考えられており、実際に幾つかの事故もおきた。このため反対する人、廃止を訴える人もいる。
中には、これによって国民は管理され監視され、国家に背く者を管理監視するなどと極端な考えを持つ者もいるが、実際はそこまで立派なシステムではない。
このシステムが実運用に入れば、住民票コードと身分証明(運転免許証や健康保険証)があれば住基ネットで確認することができ、従来役所事務で必須だった住民票が不要になるなどのメリットがある。
但し、「戸籍」はまた別のデータベースであるため、これが必要な場合は、住基ネットだけでは処理できない。
例えば高知県高知市では、住基ネットによって住民票に記された住所に住んでいない住所不明者、いわゆる "不現住" が約2,300人もあぶり出されている。
こういった偽りの住民登録は犯罪に利用されるため、出来るだけ減らして行かねばならない。ネットワークに接続されれば、こういった不正も比較的容易にあぶり出せる。
この住基ネットで得られる情報は、実際には電話帳や名簿屋の情報でいつでも得られる程度のものである。
しかしセキュリティ意識の高い人、役所を信用していない人は当然として、サヨクも猛反発した。