俗にマルクス主義とも呼ばれる哲学で、共産主義の一つ。マルクスが唱え出し、エンゲルスによって確立された主義思想。
概念的には、「この世はただ、物質があるだけ」という考え方である。この世には神も仏もなく、人は死ねば只の肉の塊となる、というのが基本的な路線と考えられる。
世界は物質が一次的なものであり、精神や意識は二次的なものであると考える。物質世界は永遠且つ無限に独立で存在し、神などによって創造されたものではない。また、精神や意識などは物質に基づいて存在するものであるとする。但し、物質のみを尊重するとか、物質万能主義などといったものとは違う。
唯物論は物質が基礎であるので、まずは自然を理解し、それを解明するところから始まる。これは、宗教などにみられる、何らかの超自然的なものを神として定義するようなものとは根本的に関り合いを持たない概念である。