大陸浪人

読み:たいりく・ろうにん
品詞:名詞

主として明治後半期以降、支那大陸で活動した日本人のこと。支那浪人とも言う。

その多くはかつての不平士族や国粋主義者で、支那に対する欧米、特にロシアのアジア侵略に対する危機感を抱き、それに備えるために大陸を奔走していた。

しかし、それはあくまでも口実で、国内の閉塞状況から飛び出して、自分の生命財産を度外視して活動することで自らに酔い、夢やロマンを追い求めていたり、果てはどさくさ紛れの一儲けを狙う手合いも多かった。

彼らは定職を持たず、政府、軍部、実業家、新聞社、雑誌社その他の民間勇姿からの調査費、機密費、補助金、寄付金、原稿料などを生活の糧としていた。