平時・戦時を通じて、自国の商船、軍艦などの船舶が自由に航行できる(海上交通維持・保護能力)一方、相手国のそれを阻止する能力を持つこと。そのため、純粋な軍事力としての海軍力ではなく、基地や寄港地を整備し維持できる物理的・外交的能力も含まれる。
アメリカ海軍のアルフレッド・セイヤー・マハンが著書「海上権力史論」(1890(明治23)年)の中で示した概念である。
アメリカにおいて大海軍の建築を推進したセオドア、フランクリンの両ルーズベルト大統領がマハンの信奉者で、シーパワーを理解していたのに対し、日本海軍はこのシーパワーの概念を正しく理解することが出来ず、大東亜戦争においてアメリカ艦隊との直接対決ばかりを望み、シーレーン防御を怠ったために戦争遂行能力を失っていった。