現在のロシアの標準的な短距離空対空ミサイル。米軍名称 AA-11。NATOコード アーチャー。
1984(昭和59)年に実戦配備が開始されたR-60(AA-8エイフィド)の後継ミサイル。高い機動性を有し、西側に大きな衝撃を与えた。
最大の特徴はロケット・モーターの推力偏向(スラスト・ヴェクタリング)を採用していることで、空力制御が難しい発射直後の低速状態でも、急激な方向転換が可能になっていることである。これによって射程は12kmに縮まるが後方への発射も可能となっている。
また、パイロットのヘルメット式照準装置と連動させた高いオフボアサイド能力を有する。
ユーゴ空爆時、セルビア地上軍はR-73を防空ミサイルとして使用した。
コラム(要目) 開 発 国 ロシア メーカー NPOヴィンペル 配 備 国 イラク、イラン、インド、ウクライナ、北朝鮮、キューバ、シ リア、スロバキア、セルビア、中国、ドイツ、ハンガリー、 バングラデシュ、ベトナム、ペルー、ポーランド、マレーシ ア、ルーマニア、ロシア 種 別 中距離空対空ミサイル 製 造 数 60,000発以上 単 価 $270,000(7F)、$230,000(7M) 全 長 3.68m 直 径 20.3cm 翼 幅 1.02m 発射重量 194kg(7E)、233kg(7F)、231kg(7M) 射 程 45km(7E)、100km(7F、7M) 推進装置 Mk58改3、Mk58改4 固体ロケットモーター 誘導装置 セミアクティブ・レーダー 弾 頭 40kg HE 爆風/破片 信 管 RF近接信管