従来の4∶3(1.33∶1)の上下を削り、横長の16∶9(1.78∶1)にしたテレビ画面や受像機、及びその放送自体のこと。
そもそも、NTSCで横長になったのは横が増えたのではなく縦が減ったのである。画面の上下を削っておきながらワイドと名乗っているが、これはカメラのパノラマモードと同程度の思考である。従って、ナロー(Nallow)テレビと呼ぶのが真に適切といえる。
これはあくまでもハイビジョン(HDTV)などの本当の横長高画質放送の橋渡しとなる過渡的な技術でしかない。このワイドテレビの画質は、通常のテレビと何ら変わらない。
映画ファンはワイドテレビを使うべきなどという迷信もあるが、映画ファン曰くそれは誤りで、本当に臨場感を味わえるのは "シネスコ" サイズであってワイドテレビサイズではないとされている。
映画で使われるスクリーンサイズには、スタンダード・サイズ1.37∶1(15∶11)、ビスタ・サイズ1.85∶1(13∶7)、シネスコ・サイズ2.40∶1(12∶5)などがある。