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台湾
辞書:国土用語の基礎知識 世界地理編 (EGW)
読み:たいわん
外語:Taiwan
品詞:国

ユーラシア大陸の東にある島国。現行憲法では中華民国(Republic of China)だが、改憲で国号を台湾共和国などに変更する予定があるとされている。

目次
情報
基礎情報

一般情報

通信

電気

政情、内政

外交、防衛

国交

台湾と国交を結んでいるのは次の20の国または地域である。


経済
国旗と国花

国旗は、いずれ台湾共和国となった歳には変更されると見られるが、現時点では晴天白日旗。

国花は梅で、三民主義の三枚の蕾と五憲憲法の五枚の花弁を象徴する。

国号

台湾の国号は、憲法上では「中華民國」である。

国連加盟国間では臺灣または台灣(Taiwan)、スポーツ等の国際競技会ではChinese Taipei(TPE)が使われている。

なお台灣のうち台の正字は臺であり臺灣と書くのが正式だが、現在は台だけ略字にして台灣と書くのが主流のようである。

年号

台湾の年号は民国。中華民国建国の1912(大正元)年が民国元年である。

あくまで蒋介石(しょうかいせき)政権の名残りなので、台湾共和国となった後は、廃止される可能性あり。

歴史や状況

交通は、車が右、人は左である。アメリカと同様。

略史


台湾は18世紀頃まで、大陸の支配を受けたり、オランダやスペインの植民地だった。

元々の先住民族は、大陸から入植した漢人が人口の大半を占めたことで少数派となった。


19世紀

19世紀になると、1895(明治28)年に大日本帝国は清に勝利、下関条約調印で日本は台湾の統治権を得た。

日本は台湾に道路/鉄道/港湾/上下水道/電気/通信などのインフラを整備し、教育の普及や治安維持を実施。これにより台湾は飛躍的な経済発展を遂げ、やがてIT最先端を行く国となる。

よって台湾は今も親日国であり、台湾学生の90%が第二外国語に日本語を選択しているとされる。


20世紀

20世紀に入った1912(大正元)年、中国大陸に中華民国が成立。しかし国民党政府と支那共産党が分裂し内戦勃発。

大東亜戦争終戦後の1945(昭和20)年に台湾の統治権は日本から離れ、翌年に国民党中華民国憲法が制定され国民党と支那共産党は対立、1949(昭和24)年に国民党は敗れ大陸の国民党政府(蒋介石政権)が台湾へ入り、大陸と台湾で別政府が成立する。

こうして台湾は中華民国の占領下には入ったが、国際法上の領土にはなっていない。その前に日本が第二次世界大戦(大東亜戦争)に敗戦し、日本はサンフランシスコ講和条約で領有権を手放したが、台湾の帰属先は示されていなかったからである。

この時点で、元々台湾で生まれ育った漢人を本省人といい、後に蒋介石(しょうかいせき)と共に大陸から来た人とその後継を外省人という。現在の人口比は本省人85%:外省人15%とされる。

近代略史
生活習慣

服装はカジュアルな洋服が主である。

チップの習慣はない。

アクセス方法
旅券と査証

入国に際して、次のものが必要である。

日本国籍で、短期の旅行目的であれば、査証は不要。その条件として、出国用の航空券等が求められることがある。

空路

空港使用料は、基本的に航空券に含まれている。

日本各地より台湾との直行便が就航中。

政治問題
独立国家

主権国家の条件

現在の台湾は、一部の国家は独立を容認しているため国際法の慣例では独立国家の要件に当てはまるが、しかし日本ほか多くの国は独立国家と認めていない。

理由は、主権・領土国民という国家の条件のうち、主権が欠けていると見なされているからである。

台湾は中華民国という国の一部であるが、中華民国・中華民国憲法というのは大陸支那が大陸支那のために作ったものであって、本来、台湾とは何の関係もない。あくまで台湾は、既に存在しない国である中華民国の植民地なのである。

ゆえに、中華民国を主張している間は世界のどの国も主権国家と認められないため、台湾は現在独立を検討している。


台湾の独立

台湾はどこから独立をするのか。

現在の大陸支那の政府(支那共産党)は、台湾を統治したことは一度もない以上、「中華人民共和国から独立」ということはありえない。

台湾というのは中華民国の占領地であるので、中華民国の占領体制、つまり中華民国の蒋介石政権から独立しなければならないことになる。


国連加盟

台湾は支那大陸からの支配を嫌い、幾度となく独立や国連加盟を求めている。元々、中華民国(台湾)は1971(昭和46)年までは国連の常任理事国だった国である。

しかし台湾が独立すれば、共産党の権威は失墜する。チベットやウイグルなど、かつて支那共産党が攻め滅ぼして占領し、共産党が自称「自治区」とした地域にも波及し、各地で独立運動が盛んになる可能性があるため、支那共産党はそれを恐れて必死で抵抗している。

その他、日本のシーレーンを押さえる為に必須であること、太平洋進出の足掛かりを失うこと、なども支那共産党の世界征服の野望にとって不利益である。

こうして、軍事力を拡充してアジアの脅威になりつつある大陸支那が、台湾を武力行使も辞さないと恫喝している。


WHO(世界保健機関)加盟

2007(平成19)年4月25日、世界保健機関(WHO)は「台湾は主権国家ではなく、WHOの加盟国となる資格はない」などとして、台湾の加盟を拒絶した

4月29日、陳水扁総統は「台湾の名で積極的にWHO加盟を勝ち取る」シンポジウムに出席し「台湾は主権が独立した国家であり、台湾はWHOに正式加盟を求める権利がある。これは2300万の台湾の国民全体の人権であり、これをWHO事務局あるいは事務局長個人が勝手に否決したり剥奪することはできない」としてWHOに対し抗議した。

WHO組織法第3条第3項には「世界保健機関の成員は、すべての国家に開放されている」などとあるが、実際にはWHOも支那に牛耳られているのである。

日本と台湾

台湾と日本は実は運命共同体である。台湾は日本とともに発展していきたいと望んでいるが、特定アジア(支鮮)は日本を滅ぼすのが目的である。

もし台湾が支那の手に落ちた場合、支那は日本のすぐそばまで来ることになり、日本の独立はおぼつかない状態になりえる。シーレーンが支那に抑えられると日本の貿易も相当な困難になり、国内は壊滅的打撃となる。

同様に日本が支那の属国に成り下がった場合も台湾の独立はおぼつかない。

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