パーソナルコンピューター
読み:パーソナルコンピューター
外語:PC: Personal Computer

 1970年代後半に登場した、個人使用に供する(パーソナル=個人)ための電子計算機(コンピューター)。略してパソコン、PC。末尾の音引きを略して「パーソナルコンピュータ」とも。かつては「パーコン」とも呼ばれたが既に死語。
目次

特徴

他のコンピューターとの差
 パソコンは元来、その名の通り個人用の小型コンピューターだった。
 しかし今では高性能化に伴って、かつてワークステーションと呼ばれたクラスの性能を持つに至り、実際に業務用に使用されているものも多数存在する。
 パソコンは高速で安価なのが最大の特徴で、今となっては、汎用機などのコンピューターよりも実際に高速である。ダウンサイジングなどの絡みで企業にもパソコンが大量に使用されるようになった。
 しかし当然安さには代償があり、高級機よりも信頼性の低い部品やソフトウェアが(一般には)使用されることになる。

WinとMac
 米国ではMacintoshが僅か3〜4%程度で、残りはほぼ全てPC/AT互換機である。
 日本ではMacintoshのユーザーが多い。グラフィック分野などでは根強い人気を持っているが、そんな分野でも今ではWindowsが普通である。Macではソフトウェアが無いからである。

歴史

パソコン前夜
 当時存在していた業務用コンピューターであるメインフレームは、その価格と操作性から一部の人間しか使えないものであり、ハッカーたちには支配の道具と見なされてきた。
 それに対して「誰にでも使えるコンピューター」を普及させようという衝動がパソコンを生み出す動機となった。インターネットと並ぶ、メインフレームへの対抗文化としてのコンピューターシステムと言える。

初期
 1976(昭和51)年のSOLが先鞭を付け、1977(昭和52)年のApple IIで一気に市場に広まった。それらは、ハッカー達のガレージで生み出されたのである。
 メインフレームの雄IBMも、そのブームに乗る形で1980(昭和55)年にIBM PC、1982(昭和57)年にIBM PC/ATを発売した。それらは「ハッカー倫理」の影響を受け、仕様を一般に公開することで圧倒的な市場を築いた。

OSの進化

CUI
 かつて、パソコンではMS-DOSという非常に使いにくいOSが主流だった。それ以前は、OSすらも無かった。これはOSの問題というよりは、当時のパソコンの能力が低く、使い勝手まで考慮できなかったのである。
 当時パソコンを使うような人間など、専門家か「おたく」くらいだったので、これでも問題はなかったが、一般にも普及するにつれ、呪文のような操作が必要なMS-DOSは嫌われていった。
 

GUI
 そこに登場するのが、Macintoshである。
 マウスを使うGUI操作を基本とすることで従来の問題を改善し、直感的な操作を実現した事で一般人のファンを増やした。
 だが、MacintoshでMS-DOSのソフトウェアは使用できないし、その逆もまたしかりである。両者はその後独自の道を歩むことになった。

Windows
 やがてMS-DOSにもGUIができた。Microsoft Windowsである。
 これで操作性も改善されたわけだが、やはり最初から操作性を重視して設計されたMacintoshには敵わず、またパソコン自体の性能の制限もあり長く失敗作として扱われ、茶の間を賑わすことも無かった。
 しかしWindowsもパソコンの性能向上と共に着々と改良され、Windows 3.0になってからは急速に普及への道を進むことになる。この後継のWindows 3.1が長くパソコンの標準的なGUIとなった。
 そしてWindows 95では遂にライバルMacintoshの操作性を採用し、Windows自体をOSとすることで使いやすさを向上、爆発的なヒット製品になった。特筆すべきはWindows 95でもMS-DOSソフトを動かすことができる点である。すなわちMS-DOSという過去の資産を継承したうえでMacintoshに似せたのである。これがWindowsを勝利に導いた理由ともいえる。

ハードウェアの統一
 ハードウェアとしては、日本では従来より長きにわたりNECのパソコン製品のPC-8001、PC-8801、PC-9801が全占有率のうちの約50%以上と、他を突き放してのトップに君臨していた。
 これは、ソフトウェア資産を生かすために、互換性のある機種を利用する必要があったからである。
 しかしWindowsの普及と共にOADG仕様(PC/AT互換機)が普及しだしてからはNEC-PCの占有率は急落し、代わってOADG仕様の占有率が1997(平成9)年前半期の段階で約60%〜70%程度となった。
 やがてNECもPC98-NXとしてOADG仕様市場に参入、国内の現役パソコンの仕様が事実上ひとつに統一されることになる。

パソコンの選び方
 かつては、PC/AT(Windows・UNIX)またはMacintoshというハードウェアの差によって区別された。
 しかし今ではMacintoshもPC/AT風ハードウェアを採用するに至り、ハードウェアの差は殆どなくなった。機種を選ぶ第一の基準は、ソフトウェア、更に言えばOSの種類ということになる。Microsoft Windowsにするか、Linux含むUNIX互換にするか、あるいはMac OSにするか、である。

初心者のパソコン選び
 右も左も分からない初心者に、LinuxやらUNIXやらは絶対に不可能である。最初から考慮に入れる必要はない。従ってWindowsかMacかの二択となる。
 「操作が簡単」「画面が奇麗」などは、実際には必ずしも必要なことではない。機械のデザインがかっこいい/可愛い、なども、インテリアとするなら必要だろうが、これは二の次、三の次の判断基準である。
 初心者にとって最も重要なのは、「相談相手と同じOS」の機械を選ぶことである。そうなれば、当然にしてWindows以外に選択肢はないが、これが最も現実的で安全、無難な選択である。
 また、今Macを使っている人でも、その殆どはWindowsも問題なく使える。仮に親しい相談相手がMacを使っていたとしても、相談相手を広く求めたい(質問はネットの掲示板でもできる)場合は、やはりWindowsの選択が安全、無難であろう。

現役Windowsユーザ
 Windows/Mac/UNIX互換OSの三択となる。
 仕事で使うなら、仕事に向いたもの、会社が用意したものを素直に使うべきである。趣味で使うなら、趣味や用途に合うものを自分の技術力に合わせて選ぶことになる。
 CUIで何でもでき、相談相手など居なくても良い、必要なら英語のドキュメントを解読するという自信がない人は、日常のOSとしてLinux含むUNIX互換OSの選択をするのは自殺行為だろう。
 次にMac(OS X)であるが、Windowsと似て非なるものであり、操作は一から学びなおす必要がある。
 などは、触れてみてまず最初に気付く差異である。
 ちなみに、今も昔も、Mac初心者のPCユーザーがする最初の質問は、「PCからMacへのファイルのコピー方法」だと言われている。

現役UNIXユーザ
 Windows/Mac/UNIX互換OSの三択となる。
 現役UNIXユーザーと言えど、Windowsを一切使わないというのは宗教家以外には存在しない。日常をLinuxで過ごす者でも、エロゲオタならWindowsでエロゲーをするからである。
 UNIXとMacintoshはあまり接点がなかったが、Mac OS XがFreeBSDベースとなったため、接点が出来た。
 BSDのコンソールで動作するソフトウェアの大半はそのまま利用可能である。
 但しXで動くソフトウェアとなると、動作は遅く、レイアウトは崩れ、実用にならない。ちなみに、UNIXerが使いたがるだろうOpenOffice.orgは、そのX用のソフトである。Xが好きなら、素直にXを使うべきなのだろう。

主な機種
 約30年の長い歴史の間に、様々な個性的な機種が登場し、そして天寿を全うしていった。
 以下、PC/AT互換機+Windows時代を迎えるまでの、パソコン黎明期の代表的な機種を記す。PC-9800シリーズやEPSON PCシリーズは可能な限り記載したが、全機種網羅は保証しない。MSXは機種が多いので代表のみ記す。
 日付は全て発売日または出荷開始日であるが、モデルによっては異なることがある。

8〜16ビット時代
 8ビット時代に生まれた銘機。
 8ビット時代に産まれたシリーズの16ビット機種も、ここに記載する。

16ビット時代以降、独自仕様

IBM PC、互換機

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