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ギリシャ民族
辞書:文化用語の基礎知識 文化編 (LBUNKA)
読み:ギリシャみんぞく
外語:Greeks
品詞:名詞

使用言語インド・ヨーロッパ語族に属し、方言により、東ギリシャ方言群(アルカディア人、キプロス人、イオニア人、アテネ人、アイオリス人)、西ギリシャ方言群(ドーリア人、西北ギリシャ方言人)に大別される。

紀元前2000年頃から原住地のドナウ川中流地域から南下を始め、まず東ギリシャ方言群の人々がギリシャに侵入し、先住の "クレタ文明" と融合し"ミケーネ文明" を発展させ、これらは "エーゲ文明" と呼ばれた。紀元前1200年頃から西ギリシャ方言群に属するドーリア人などが北方から侵入し、初めは流浪生活を、しばらくして一氏族が一村落をつくって定住生活を始めた。後にこの氏族制的村落共同体が発展し、都市国家ポリスとなっていく。

ギリシャはラテン語のグレキア(Graecia)を元とした日本独特の慣用的俗称であり、英語ではGreeceという。しかしギリシャ人たちはこの名を使わず、自らをヘレネス(Hellenes)、その国土をヘラス(Hellas)と呼んだ。ギリシャの正式な国名はギリシャ共和国(Hellenic Republic)であるが、これはギリシャ民族の祖と仰がれる神話上の人物ヘレンの名に由来する。ちなみに "ギリシア" と書く流儀もあるが、日本のギリシャ大使館は日本語表記を "ギリシャ" で統一している。

日本のように豊かな大地に住んでいた彼らは大地を母と考え、母と崇めるようになった。豊かさ故に、単一の神や統一的な説明は求められず、またいかなる神であっても全てを統括することはできないとされ、人と神を超越したところに運命の女神モイラが存在し、万物はその運命の支配下にあるとされた。ギリシャ神話などが多神であるのは、このような考え方に由来する。

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