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トイチ
辞書:文化用語の基礎知識 経済編 (LECO)
読み:といち
品詞:名詞

借入金利が「十日で一割」であるもの。

目次
概要

10日で1割の利息が付くため、単利であれば年利は「365.0%」である。

当然、このような金利は違法である。利息制限法(20%)、出資法(金融業が29.2%、それ以外が109.5%)の双方を、大幅に超過している。

従って、正規の貸金業者がこのような貸し付けをすることは無く、いわゆる「ヤミ金」と呼ばれる違法な金融業者が用いている。

特徴
ヤミ金

まんが「難波金融伝・ミナミの帝王」の萬田銀次郎の金利が、これである。

現実にも、この利率を採用した違法貸金は幾らでもある。

なお、こういった違法貸金は一般に「複利」で貸し付けをしており、利子にも利子が付くため、返済しないでいれば利息もどんどん値上がりする。

複利の例

例えば、トイチで100万円を借り、一切返済しなかった場合、次のようになる(万円未満四捨五入)。

(中略)

(中略)

実質年率3000%を超える事が分かる。

但し、ヤミ金から金を借りて一年間一円も返済しないなどということは現実には不可能な相談であり、数日おきに恐い人が取り立てに来る。

リンク
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年率
実質年率

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