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辞書:文化用語の基礎知識 言語・日本語編 (LLNJA)
読み:とび
品詞:慣用単漢字

JIS漢字表に存在する「幽霊文字」の一つ。

目次
情報
漢字

u9d48

意義

鳥の名前「鳶」(とび) (新潮日本語漢字辞典)

字源

漢字字典にない文字で、かつては幽霊文字として扱われていた。出典が「国土地理協会 国土行政区画総覧(1951年初号、加除式で現在に至る)」とされている。

幽霊文字について調査した資料、「JIS X 0208:1997附属書7(参考)」の「区点位置詳説」、308ページの2.187は、「典拠 国土 鵈沢(みさごさわ)/福島県 この地名は、1974年の国土では付属書7図103であるが、1989年12月に舟偏の字体に修正された。現地の役所によれば、以前から舟偏の字体だけを用いてきた由。」としている。

同資料は続いて「暗合 古辞書に用例が見える。a)新撰字鏡* 鵈 止比[トヒ](付属書7図104) b)篇目次第* 鵈 ヒエトリ 无[大廣益會玉篇に未収録の字である意](付属書7図105)」としている。

なお、新潮日本語漢字辞典では、鳥部6画の国字としており、「新撰字鏡に見える」とある。

日本語
発音
用例

鳥の名前「鳶」(とび)を表わすと考えられている。新潮日本語漢字辞典ではこの説を採用している。

一説には鳶職を表わし、鳶職の二字の一部分ずつを部分合字した字ともするが、根拠が定かではない。

符号
リンク
用語の所属
幽霊文字
JIS C 6226-1978
JIS X 0208
JIS X 0213

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