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ミニ独立国 |
辞書:国土用語の基礎知識 日本地理編 (EGJP) |
読み:みに-どくりつこく |
外語:Asia |
品詞:その他地名 |
地域の活性化と知名度向上を目指し、「勝手に独立して建国された」仮想的な国家のこと。
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概要 |
仮想的な集まりに過ぎないので、日本から本当の意味で独立したりはしていない。自治体や観光関係団体同士の集合体のようなものと思われる。
なお、認定機関等はないので、どのようにしたらミニ独立国たりえるのかの定義はない。ムツゴロウ王国のように国を名乗れば無条件にミニ独立国なのかどうかは、議論が分かれるところである。
特徴 |
ブーム |
1977(昭和52)年に大分県宇佐市に建国された「新邪馬台国」がミニ独立国の第一号とされる。
1982(昭和57)年、岩手県に井上ひさしの小説「吉里吉里人」を切っ掛けとして建国された「吉里吉里国」以降、1990年代まで建国ブームが起こった。
独立国には共和国が多いが、中には連邦を構成したり、合衆国や王国もある。
かくして、ブーム期には無数に存在したが、財政難、自治体の合併、国家元首の高齢化など様々な事情で減少し、ブーム去りし今では現存するものは少ない。
主な活動 |
主には「観光客の呼び込み活動」をしているようである。建国の最大の目的は、観光のためだからである。
現在は「ミニ独立国国際連合」があり、毎年ミニ独立国各国において「サミット」が開かれている。
独自通貨 |
ミニ独立国の中には、独自通貨を発行するものがある。もちろん、独立国といえども日本国であるので法律の壁があり、独自通貨も「地域に限定される商品券」扱いとなる。
例えば、ヨロンパナウル王国の「スター」、かつてのニコニコ共和国では「コスモ」などがあり、アルコール共和国にも「アルコ」なる通貨があったとされるが、殆ど流通しないまま自然消滅状態となっているようである。
ミニ独立国の一覧 |
現役 |
今もある程度の活動が認められる主なミニ独立国を50音順で並べる。
過去 |
かつて存在したもののうち、確認された主なものを50音順で並べる。
この一覧には、正式に独立国解消をしたものや、自然消滅したものを含む。
リンク |
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