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酸性泉
辞書:国土用語の基礎知識 地理用語編 (EGY)
読み:さんせいせん
品詞:名詞

療養泉のうち、特殊成分を含む療養泉の一種で、水素イオンを含む温泉

目次
定義

温泉水1kgあたり1mg以上の水素イオン(H+)を含むもの。

概要

水素イオンは反応性が高いためそのままでは存在せず、多くは塩酸硫酸の形で存在する。そのため、強酸性を示す。

療養泉のうち単純温泉の名称としては、温泉と冷鉱泉で分類される。

旧泉質名は「単純酸性泉」など。

特徴
反応

酸性泉は、硫酸塩酸硼酸など酸性の物質を多く含む泉質を言う。

酸性が強い場合、肌荒れを起こす可能性があるため、入浴後はシャワーなどで充分洗い流す必要がある。

効能と禁忌症

酸性であることから殺菌力があり、皮膚炎などに効果がある。

入浴で、白癬症(いわゆる水虫)や疥癬、あるいはトリコモナス膣炎などにも効能ありとされている。そのほか、温泉一般に見られる各種の効能、筋肉痛、関節痛、神経痛、打ち身、くじき、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進といった効能が期待される。

酸性であるため飲むと酸味があるが、酸性が強いものは飲泉に向かない。薄めながら飲むことで、慢性の消化器病に効能ありとする温泉もある。

なお、酸性泉は刺激が強いため、皮膚や粘膜が過敏な人は避ける。また高齢者などで乾燥肌の場合は肌荒れを起こす可能性があるため避けるべきである。また酸性泉は下痢を起こしやすいので、下痢をしている場合は飲泉は避けるべきである。

リンク
用語の所属
掲示用泉質名
特殊成分を含む療養泉
温泉

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