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第四艦隊事件 |
辞書:軍事用語の基礎知識 軍事システム編 (AMSYS) |
読み:だいよんかんたいじけん |
品詞:固有名詞 |
1935(昭和10)年に日本海軍で発生した、天災による大規模な遭難事故。
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概要 |
1935(昭和10)年9月26日、聯合艦隊を青軍と赤軍とに分けて、大規模演習をしていた。
赤軍の第四艦隊(建制の艦隊ではなく、この演習のために臨時に編成された艦隊)は、この日の午後に岩手県沖合いで暴風雨に巻き込まれ、結果、多くの艦艇が被害に遭った。
状況 |
駆逐艦「初雪」「夕霧」に至っては艦首を切断される事態に至ったのを始め、大型艦にも被害が出た。この事件は号外が出るほどの大騒ぎとなり、「日本の軍艦は嵐にも耐えられない」と大問題となった。
これは限られた排水量内に収めるために、軽量に仕上げられる電気溶接を多用したため、強度が不足していたためである。
この事件後、隷下の全艦艇で徹底改修が行なわれた。功を奏し、大東亜戦争末期に米艦艇が激しい風雨による損傷で相次いで本国に帰還する中、日本海軍では艦隊再編を余儀なくされるような問題は起こらなかった。
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