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大阪市営バス
辞書:鉄道用語の基礎知識 鉄道地理・近畿編 (RGEOK)
読み:おおさかしえいばす
品詞:固有名詞

大阪市交通局が運行するバス。主として大阪市内を走るが、近隣市に至る路線もある。スルッとKANSAIPiTaPaに加盟している。

目次
概要

一般のバス路線は「系統」と呼ばれる番号で区別される。これは大人は210円(8%税込)、小児は110円(8%税込)の均一料金制である。

このほか、かつては赤バスと呼ばれるコミュニティバスが存在した。これは大人は100円(5%税込)、小児は50円(5%税込)の均一料金制だった。

特徴
乗り方

運賃は均一で、後払い(降車時精算)である。

原則として、後ろ乗り、前降りである。

均一運賃なので、乗車時の整理券やカードのタッチ等はない。

カード

対応する主要な料金支払い方法は、次の通り。

このほか、一日乗車券や、期間限定の乗車券などがある。

ICOCAなどのカードはPiTaPaと違い事前にチャージが必要である。バス車内でもチャージ可能だが、PiTaPaにある割引は適用されない。

乗継割引

条件

カード乗車券(ICカード・磁気カード)を用いた乗車を条件とし、市営バスと市営地下鉄で、それぞれ乗り継ぐ場合には乗継割引がある。

条件は次の通り。

ただし、間に他社線が入った場合は割引は適用されなくなる。後で割引対象となる乗車予定があり、その間に他社線を使用する場合は、他社線では他のICカード(ICOCAなど)を利用しておく方がお得であろう。

かつては現金払いでも可能だったが、消費税増税となる2014(平成26)年4月1日を機にカード乗車券専用となった。現金での乗継割引が廃止されたのは利用者が少なかったためで、カードでの割引に一本化することで乗継券の発行機の更新コストや整備費を抑え、コスト削減に繋げるためとしている。

なお、赤バス在りし頃は、一般バスと赤バスの間でも乗継割引があった。


バス→バス

バスからバスへの乗り継ぎは、前のバスを降車してから、次のバスを降車するまでが90分以内なら、1回無料となる。

つまり、2回合わせて自動的に210円(小児110円)となる。

カード乗車券(ICカード・磁気カード)で、自動的に割引が適用される。


バス←→地下鉄

市営バスと地下鉄との乗り継ぎは、いずれも100円(小児50円)の乗継割引となる。

つまり、自動的に次の運賃として精算される(いずれも大人料金)。

  1. バス+地下鉄1区 = 210+180-100 → 290円
  2. バス+地下鉄2区 = 210+240-100 → 350円
  3. バス+地下鉄3区 = 210+280-100 → 390円
  4. バス+地下鉄4区 = 210+320-100 → 430円
  5. バス+地下鉄5区 = 210+370-100 → 480円

カード乗車券(ICカード・磁気カード)で、自動的に割引が適用される。


バス→バス→地下鉄

バス→バスの割引と、バス→地下鉄が両方とも受けられる。

つまり、2回目のバスは無料で、地下鉄は100円引きであり、上の「バス←→地下鉄」記載の運賃と同じ運賃になる。

カード乗車券(ICカード・磁気カード)で、自動的に割引が適用される。


地下鉄→バス→バス

地下鉄→バスの割引と、バス→バスが両方とも受けられる。

つまり、最初のバスは100円引きで、2回目のバスは無料であるため、やはり上の「バス←→地下鉄」記載の運賃と同じ運賃になる。

カード乗車券(ICカード・磁気カード)で、自動的に割引が適用される。

営業

かつては営業所も多数あったが、経営改善のために統廃合され、多くの営業所が廃止された。2014(平成26)年9月21日現在の営業所と運行系統は、次の通り。

停留所名の改善

大きな交差点などでは、同じ名前の停留所が複数箇所に設置される。これはどのようなバスでも同様の傾向である。

大阪市営バスが独特なのは、交差点を渡る前と、渡った後の同名の停留所の両方に止まることである。

この時、以前は、同じ停留所名を放送するために乗客は少なからず混乱をしていた。現在は、[北] や [南] といったものを附して、停留所を区別するようになった。

路線

系統名にも変遷があり、特に2014(平成26)年現在、近年の営業所廃止と共に路線番号も大きく変化した。それ以前の系統番号と同じものも多く残っているが、全く無関係の番号もある。

以下、途中経路については、途中の数停留所を抜粋して掲載する。往路と復路で経路が違うものは、→または←で、方向性を示す。

リンク
関連するリンク
大阪市交通局
用語の所属
大阪市交通局
関連する用語
スルッとKANSAI
PiTaPa

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