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ポリ塩化ビニール
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質用語編 (NSUBY)
読み:ポリえんかビニール
外語:PVC: polyvinyl chloride
品詞:名詞

塩化ビニールが多数連なった高分子化合物。略して「塩ビ」。

ビニル基を持つのでビニールの一つであり、また熱可塑性のプラスチックの一つである。

目次
特徴

塩化ビニール自体に発がん性があり肺血管肉腫などを誘発するほか、低温で燃焼させるとダイオキシンが発生するということで、塩化ビニール排斥運動なども起こっている。

さらに塩化ビニール加工時に混ぜる添加剤のフタレート類にも発がん性が確認されている。

ただ勘違いしてはいけないのは、フタレート類の毒性は極めて低い上、実際に健康に出るほどのフタレート溶出は、科学的に確認されていない。

主な用途

パイプ(いわゆる塩ビ管)やビニール袋、食品のトレイ容器、LPレコードなど様々に使われている。

またフタレート(可塑剤)を混ぜて軟らかくした軟質ポリ塩化ビニール樹脂は俗にソフトビニールとよばれ、フィギュア作りにも使われている。

リンク
関連するリンク
塩ビを誤解しないで
物質の特徴
ビニル基
ビニール
プラスチック
関連する物質
塩化ビニール
軟質ポリ塩化ビニール樹脂
関連する用語
LPレコード

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